就活エージェントの見極め方と使わない場合の就活対策を紹介!
就活エージェントはさまざまなものがありますし、良さげなサービスもいくつもあります。
しかし、良くない噂も多く「感じが悪い人に当たっても嫌だし、熱意がありすぎる人に当たっても嫌だ」などの理由で、利用したくないと考えている方も多いでしょう。
結論として、就活就活エージェントを使わなくても内定を取ることはできます。
しかし「当たり」のエージェントを利用して就活をした方が、スムーズかつ楽であることは間違いありません。
そこで、今回は就活エージェントを利用するデメリットとメリットを忖度なく紹介しながら就活エージェントの当たりハズレの見極め方を紹介します。
また、エージェントを全く使わない場合はどのように就活対策をすれば良いのかについても紹介するため、参考にしてください。
就活エージェントは使わなくて良い?
結論「使った方がスムーズだけど、ストレスが溜まるくらいなら、使わない方が良い」です。
「就活エージェントを利用した方が良い」という趣旨の記事が多いですが、それはなぜかというと「就活エージェントが運営しているメディアだから」もしくは「就活エージェントに誘導するアフィリ系のブログだから」です。
当然、前者はひとりでも利用者が多い方が儲かりますし、後者はリンクを踏んで登録してくれれば一定のお金が入ります。
しかし、全てのエージェントが素晴らしいとは限りませんし、使わなくても内定をもらう人なんていくらでも居ます。
よって、後ほど見極め方を紹介しますが、それすら面倒な方は、ひとりで就活をするのもアリです。
ハズレ就活エージェントのデメリット6選
まずは、ハズレ就活エージェントのデメリットから紹介します。
素晴らしいエージェントも多くありますがが、下記のような微妙なエージェントも多いということは覚えておいた上で、精査して利用することを推奨します。
信頼できる企業ばかりではない
まず大前提として、信頼できる企業ばかりではないことを覚えておきましょう。
就活エージェントがなぜタダでサポートしてくれるかといえば、紹介した先の企業から手数料をもらって、収益を出しているからです。
また「全ての収益がメディアや企業からの手数料のところ」はまだ全然マシです。
詳しく書くと筆者の玄関先に誰か来そうなので、あまり詳しくは言えませんが、他の方法で収益を出しているところもあります。
筆者が記事で紹介するエージェントは「就活エージェントとして利益を出している」ところだけですが、以前取引をした企業の中には、決して褒められない形で収益を出しているところもありました。
おそらく、この記事を読んでくれている方の多くは正しい感覚が身についていることでしょうから「なんかこの会社、ヤバそうだな」と思ったら利用しない方が良いです。
目指す企業に応募できないことがある
就活エージェントは全ての企業と連携しているわけではありません。
大手企業や外資系企業、スタートアップ企業などは就活エージェントと直接関わりがないことも多く、自社のサイトから直接応募してくれる人材を求めています。
なぜならば、規模の大きな企業はエージェントになど頼らなくても、優秀な人材がいくらでも応募してくるからです。
また、スタートアップ企業は「最初の段階から就活生と関わって、人柄などをしっかりと踏まえた上で採用したい」と思っているところも多いです。
よって、すでに入りたい企業が決まっている方が就活エージェントを利用し、そこに応募しようとしたところ「その会社とは関わりがないんで、こっちを受けたらどうですか?」などと話を逸らされ、受けさせてもらえないことがあります。
希望を提示しても全然違う企業を紹介されることがある
就活エージェントは「就活生を企業に送り込むこと」でお金をもらっています。
つまり、一日でも早く就活生に内定を獲得してほしいと思っています。
良くない企業の場合「長年の経験からわかるんだけど、あなたはこっちに向いてると思うの」みたいなことを言いながら、全然関係ない企業を紹介してくるところもあります。
IT系の営業職になりたいと思っている人にスーパーのレジ打ちを進めてくる…なんてところもあるほどです。
もちろん、全てのエージェントがこのようなわけではありませんが、中にはそのような企業もあるということは忘れないでください。
連絡がこまめな分、人によってはウザいと感じる
就活エージェントは早く就活生に内定を獲得してほしいため、色々な企業を紹介してきますし「あの対策はしたのか、この対策はしたのか」などをさまざまな連絡を送ってきます。
こまめなのは良いことですし、仕事熱心なのも悪いことではありませんが、普段からあまりポンポン連絡を返したくない、という人は「ウザい」と感じることもあるでしょう。
特にこの問題は「アドバイザーの質が悪い」「会社の体質が悪い」とかいう問題ではなく、むしろ担当者が熱心であればあるほどウザいと感じてしまうため、連絡無償な方、特にLINEやインスタなどのDMを何日間も放置してしまう人は、ひとりで就活をした方が良いかもしれません。
内定後、即断を求められることが多い
何度も言っているように、就活エージェントは企業に就活生を送り込んでお金をもらっています。
ということは、内定をもらったら、さっさと就職してほしいと思っているため、即断を求められることも少なくありません。
「第一志望じゃないんだけど、これを逃したら他に内定もらえないかもしれないな…」などと悩んでいる間も、人によっては「早く承諾しろ」とプレッシャーをかけてくることもあります。
また、内定を蹴った場合、その後冷たくなるようなアドバイザーも居るため、滑り止めに何社か応募しようと思っている人は、特に注意した方が良いかもしれません。
よほど「お前がちゃんとしろ」と言いたくなるアドバイザーも多い
これも詳しくはあまり書けませんが、就活エージェントのアドバイザーには「いろいろな人」が居ます。
「お前マジか」と言いたくなる人と、これまで何度も一緒に仕事してきました。
- 敬語ができない
- 嘘をつく
- 時間を守らない
- 日本語が通じない
- 一生連絡が帰ってこない
色んな人が居ました。
また、最近多いのは、就活生に対してタメ口な人です。
本当に信じられないのですが、お客さんである就活生に対して「親しみを待たせるために」などと言い訳して、タメ口を使います。
本当に信じられませんが、そういう人もいるので、あまり知名度のないエージェントを利用する際は「もしタメ口アドバイザーに出会ったら、反面教師にしてやろう」くらいの気概で臨んだ方が良いかもしれません。
就活エージェントを使うメリット
ここまで就活エージェントのことをボロクソ言ってしまいましたが、もちろんこれらは一部です。
中には素晴らしいエージェントもいます。
リクルートなどの大企業には、よほど変なアドバイザーは居ません。
「ちゃんとした就活エージェント」の「ちゃんとしたアドバイザー」に当たることができれば、以下のようなメリットを享受できるため、しっかりと精査して確実に「当たり」のエージェントを利用しましょう。
効率良く就活が進む
もちろん、就活エージェントを利用すれば就活がスムーズに進みます。
ちゃんとしているところの場合、何年も就活生をサポートしてきたベテランが対応してくれます。
エントリーシートの書き方、面接の練習相手などもしてくれますし、おすすめ企業の紹介もしてくれるでしょう。
また、就活は長丁場になることも多く、メンタルが保たないこともありますが、最高のアドバイザーに当たった時は、メンタル面を励ましてくれることすらあります。
的確なアドバイスがもらえる
「十分にクオリティが良いと思うのですが、企業側の立場になってみると、このような書き方をした方が良いかもしれません」
「私は〇〇さんの良いところを知っていますが、初対面の面接官だと、これでは伝わりにくいかもしれません」
などと的確なアドバイスをしてくれるアドバイザーも居ます。
また、自分がこれまで発見できていなかった強みを第三者の視点から教えてくれるかもしれませんし、これまでサポートしてきた就活生が取り組んでいた、有益な対策について教えてもらえるかもしれません。
自分に合った良い企業を紹介してくれる
自分に合った企業を紹介してくれることもあります。
当然「就活エージェント」ですから、さまざまな企業とのパイプを持っているため、あなたのことを分析した上で、向いているそして条件に合った企業を紹介してくれることもあります。
そして、その企業の担当者と長く関わっているアドバイザーの場合は「こういうアピールをすれば、内定をもらいやすい」「このような話はしない方が良い」などと教えてくれる可能性も高いです。
場合によっては一次面接からではなく、二次面接から、さらには「最終面接を受けるだけで良い」という場合もあります。
当たりの就活エージェントを利用できれば「さっさと就活が終わる」可能性もあるのです。
「当たり」の就活エージェントの特徴とは?
では、皆さんが知りたかったであろう、核心に触れていきます。
当たりのエージェントを利用できれば、これほど頼もしいことはありません。
ぜひ以下の方法を活用して、質の高いエージェントを発見して、使い倒して、就活を成功させてください。
口コミが良い
結局、ここに行き着きます。必ず、口コミはチェックしましょう。
まず、Googleマップをチェックしてください。これが低ければ、門前払いでNGです。また、Googleマップの口コミにQUOカードなどを報酬として大量のサクラを雇っている企業もあるので「評価の低い順」で調べてみてください。
そして、評価の悪い口コミが具体的であればあるほど、注意が必要です。どのようなひどい対応をされたのか、担当者の名前まで書いている人が居る場合、かなりの確率でハズレです。
普通に考えて、訴訟のリスクまで抱えて、わざわざ時間を使って、名指しで担当者を非難する人は多くありません。そんなケースが何個もあるということは「ハズレのエージェントだったな」を超えて「人として嫌い」ということです。
そんな思いにさせるほど、ヤバいサービスということですから、避けましょう。
また「電話番号検索」も結構、当たりのサービスです。こちらでも気になるエージェントの社名を入力してみて、変な口コミが無いかチェックしてみてください。
あなたを「ビジネスパートナー」として扱ってくれる
大前提として、私たち就活生(「お前は就活生じゃないだろ」というツッコミは置いといて)とエージェントは対等なビジネスパートナーです。
「え、でもタダで色々教えてくれるし…」と思うかもしれませんが、あなたが直接払っていなくても、あなたが就職すればお金は入るので、あなたは「ビジネスパートナー」です。
この大切な大前提を、こちらも相手側も忘れてはいけません。
これを忘れて、タメ口、偉そうな口ぶりで関わってくる時点で、もうハズレです。Zoomの初回面談の途中で通話を切ってもOKなレベルです。
「自分は教えてもらう立場だし、タメ口でもOK!」と思う人も居るかもしれませんが、初回の段階で立ち位置を明確にして、あなたを従える立場に立つことを目的としている場合が多いので、やめましょう。
つまり「あなたより上に立つ」→「反論できなくさせる」→「適当な企業にぶちこむ」という流れを思い描いている人も居るのです。
必ず、丁寧に、あなたのことを対等なビジネスパートナーとして扱ってくれるアドバイザーを選びましょう。
学歴だけでなく人間性も考慮してくれる
悪いエージェントは就活生に学歴フィルターをかけます。学歴に自信が無い就活生も含めて、理想の就職を叶えさせてあげるのが仕事なのに、です。
昔ほどではありませんが、学歴フィルターは依然として就活に存在するので、エージェント側でフィルターをかけることで、効率化しようとしているのです。
しかし、当然ながらこんなエージェントは利用してはいけません。
もちろん、募集要項に「大卒」と書かれているのに「私は中卒ですが、この企業に入りたいんです」などと言うのは違いますが、頭ごなしに学歴を否定してくるエージェントはハズレです。
なぜこんな当たり前のことを強調しているのかというと、上記のようなエージェントが多いからです。
口コミを入念にチェックして、人間性を見てくれるエージェントを利用しましょう。
望む業界・職種の企業を紹介してくれる
これも「当たり前では…?」と思うかもしれませんが、何度も言うように、ハズレのエージェントはビビるくらい的外れな提案をしてきます。
あるハズレエージェントの口コミには「子供が生まれたばかりで、パート希望と言ったのに、往復3時間かかるフルタイム勤務の工場を勧められた」なんてものもありました。
ハズレのエージェントは、こちらの都合なんて知ったこっちゃないのです。
しかし、当たりのエージェントは、あなたの学歴やスキルを踏まえた上で最大限、希望に近い企業を紹介してくれます。
「100%理想通り」とはいかないかもしれませんが「給料が希望より1万円くらい安い」「ノー残業ではないけれど、多くて月15時間くらいで、ちゃんと1分単位で残業代が出る」など、できるだけ理想に近い企業を紹介しようと頑張ってくれるのです。
こうした熱心なアドバイザーと就活すれば、頑なに条件にこだわることなく「まあ、これくらいなら入社後に頑張って改善するか!」と、良い意味で妥協しながら企業選びを進められるでしょう。
就活・業界・企業に関する知識、造詣が深い
これも当然ではあるのですが、ハズレのエージェントの担当者は企業について知識がありません。
ハズレのエージェントはブラック企業であることが多く、就活生に企業をゴリ押して一日が終わってしまうので、本人のせいだけではないですが、業界研究の時間なんて無いのです。
これにより、的外れなアドバイスが増えてしまいます。極論「フロントエンドエンジニアになりたいって言ってたけど、この企業はバックエンドを募集してるよ。よくわからんけど、同じようなもんだよね?」などと言ってくることもあるでしょう。
当然、こんな人に自分の就活を任せるわけにはいきませんから、ソッコーで利用をやめましょう。
一方、当たりのエージェント、特に特化型のエージェントは担当者の造詣が深いため、それぞれの企業が求めている条件はもちろん、早い段階で「この対策をしておくと汎用性が高い」などとも教えてくれます。
どうしたら目指す企業の人事に気に入られやすくなるのか、早い段階で教えてくれるでしょう。
転職エージェント利用の流れ
ここからは、実際に転職エージェントを利用する際の流れについて紹介します。
「エージェントはいいから、自分ひとりで対策しようかな」という方は、こちらからスキップしてもOKです。
3社くらい登録して初回面談をする
これはあくまで目安ですが、3社くらい登録すると良いです。もっと多く登録する人も居ますが、実際、しっかり対応してくれて、何社か紹介してもらうとなると、4社も5社も利用していられません。
また、面談の段階では、先ほど紹介した「見極め方」を踏まえた上で臨みましょう。ここでハズレだと判断した場合は、登録をやめて、第4候補のエージェントに登録する、という流れがおすすめです。
企業を紹介してもらう
面談でまとめた情報を踏まえた上で、担当者があなたに合った企業を紹介してくれます。
優秀なエージェントはあなたに合った企業を紹介してくれますし、非公開求人を紹介してくれることもあります。
また、選考のスケジューリングや内定辞退の連絡なども代わりにやってくれることが多いです。
選考対策
受ける企業が決まったら、早速エントリーシートと面接の対策をします。書類の添削や面接練習など、深い知識に基づいて入念に行ってくれるため、納得いくまで付き合ってもらいましょう。
就活エージェントを利用するコツは「使い倒すこと」です。「お金を払っていないから…」と遠慮する必要はありません。アドバイザーに「この人、ちょっと図々しいな」と思われるくらいがちょうど良いでしょう。
就活はあなたの「人生がかかっている」と言うとプレッシャーになるかもしれませんが、それくらい大切なイベントですから、使えるものは使い倒して、何回でも添削、練習の相手をしてもらいましょう。
入社までのサポートをしてくれるところも多い
内定をもらえた場合、入社までのサポートをしてくれるエージェントも多くあります。あなたが入社してはじめて報酬が発生するので、当然かもしれませんが…
基本的には入社が決まったら、自分で企業と連絡を取ることになりますが、言いにくいこと、聞きにくいことはアドバイザーにお願いしてもOKです。
また、内定辞退の場合も、アドバイザーに任せても良いです。「自分で言います」という立派な方も居るかもしれませんが、気まずい場合はアドバイザーにお願いしましょう。
こんな人は就活エージェントを使わなくても良い!
続いて「このような人は、就活エージェント使わない方が良いかもしれない」という特徴について紹介します。
以下の3点が当てはまっている人は、就活エージェントを利用せずとも内定をもらえることでしょう。
就職したい業界や企業が明確な人
就活エージェントはあなたに向いている業界や企業について分析して紹介してくれる点もメリットですが、もはや就職したい業界や企業が完全に明確な人は、このメリットを享受できません。
もちろん、エントリーシートを添削してくれたり、面接の練習相手になってくれたりと、さまざまなメリットはありますが、それらを踏まえた上でも「自分が就職したい企業がもう明確になっており、ひとりで十分に対策できる」という自信があるならば、使わなくても良いかもしれません。
自分なりのルーティンやこだわりがある人
自分なりのルーティンやこだわりがある人は、エージェントとマンツーマンで対策を進めると、むしろそれを崩されてイライラすることになるかもしれません。
もちろん、文章の癖が強すぎて「ビジネスマナーが悪い」と思われてしまうようなこだわりは変えた方が良いです。
しかし、寝る時間や起きる時間、表記などにこだわりがある人は、それを崩されてしまうとイライラするでしょう。
特にダメな就活エージェントの場合、平気で早朝や深夜に連絡してきます。しかもなぜか連絡手段がLINEであることも多いです。
構わず通知を切って、寝てしまえる人なら良いのですが「この時間まで起きてはいるけれども、〇〇時以降は通知すら送ってきてほしくない」などルーティンがある人は、イライラする羽目になるかもしれません。
文章力がある、もしくは知り合いに文章力がある人が居る
就活エージェントで享受できるメリットの半分ぐらいは、エントリーシートを添削してくれることです。
よって、すでに文章力に自信があって、完璧なエントリーシートを作成する自信がある、もしくはライターなど、文章が得意な知り合いが居る場合、必須ではありません。
むしろ、文章力がめちゃくちゃある人の場合「アドバイザーの方が国語力が無い」という可能性もあるので、無理に利用する必要はないでしょう。
面接の練習相手になってくれる人が多い
大学のキャリアセンターに顔を出しており、他にも面接練習に付き合ってくれる友人、教授、家族、先輩などが多い場合、無理にエージェントを使う必要はありません。
もちろん、あなたが目指す業界に精通している、素晴らしい担当者を発見できれば最高ですが、精査に時間がかかるようであれば、知り合いに面接練習を手伝ってもらった方が良いこともあります。
よって、すでに仲間が多い場合は、無理に登録しなくても良いでしょう。
こんな人は就活エージェントを使おう!
反対に「こんな人は就活エージェントを使った方が良いかもしれない」という人の特徴について紹介します。
特に「何をしたら良いのかわからないよ」とテンパっている人は、一旦プロに任せても良いかもしれません。
何から始めれば良いかわからない人
「部活で最後の大会まで頑張ってしまった」「アルバイトをしまくっていたら、就活まで時間がなくなってしまった」という人はエージェントを使っても良いかもしれません。
もはや何から取りかかればいいか、このブログの記事を読んでいる暇もあまり無いという方はエージェントを利用すると良いでしょう。
「先日まで部活ばかりしていて、やっと落ち着いたので、就活をしたいのですが、何からすれば良いか分かりません」などと、正直に言ってみましょう。
自走できない、自堕落な人
自走できない人や自堕落な人は、就活エージェントを利用した方が良いかもしれません。
つまり「お尻を叩いてくれる人」と一緒に進めた方が効率的です。
就活エージェントは就活生に内定してもらわなければお金がもらえないため、あの手この手であなたをやる気づけて、頑張らせようとしてくれます。
ハズレのエージェントに当たった場合は、無駄にきつい言い方をされますし、意味不明な企業を紹介されることもありますが、当たりのエージェントに当たった場合は、あなたのことを分析して、少しでもやる気を出させようとサポートしてくれます。
「就活なんてしたくないし、やる気無いけど、親に怒られるし…」くらいのスタンスの人は、エージェントを利用した方が良いかもしれません。
周囲に応募書類を添削してくれる相手が居ない人
文章力に自信が無い上に、周囲に書類を添削してくれる人が誰も居ない方は、エージェントを利用した方が良いかもしれません。
「一旦、エントリーシートを書いてみたけど、どう考えても何かおかしいし、何がおかしいのかもわからない」「誰にも相談できない」という場合は、生身の人間に頼ってみるのも良いでしょう。
評価が高いエージェントを見極めながら利用すれば、あなたにマンツーマンでサポートしてくれる人が見つかります。
【有益】就活エージェントを使わずに内定を獲得する方法
では、就活エージェントを使わずに内定を獲得するためには何をしなければならないのかについて紹介します。
ステップが9個と多いので、読むのは面倒かもしれませんが、逆に「この9個だけしっかりと読んで、取り組めば内定を得られる可能性は非常に高い」ので、ちょっと我慢して読んでみてください。
①キモいくらい自己分析する
まず、とにもかくにも、キモいくらい自己分析をしましょう。
このブログに何度も出てくる登場人物としてSHOWROOMの社長である前田裕二さんが挙げられるのですが、前田さんは自己分析のためだけにノートを200冊使いました。
なぜ自己分析をやらなければならないのかというと「自分の強み・弱み」「やりたいこと」「人生で成し遂げたいこと」「嫌だったこと」など、ありとあらゆることがわかるからです。
全てを言語化できれば、自分が何の仕事に向いているのか、人生をかけて成し遂げたいことは何か、絶対にやりたくないことは何かが明確になり、アピールのクオリティが上がりますし、最適な業界・企業を選べます。
また、今後の人生、どうしていくかも明確になるでしょう。
「ベンチャー企業で5年ぐらい修行して、大手企業に転職する」も良いですし「フリーランスになる」も良いですし「安定した企業で長く働く」も良いですが、いずれにせよ、とにかく自分の全てをつまびらかにする勢いで自己分析をすれば、就活の悩み・問題の9割ぐらいは解決します。
自己分析をする方法については「メモの魔力」という本を1冊買えば終わり、と言いたいのですが、もう少し下の記事で詳しく紹介しているため「読んでやるか」という気になった方は、ぜひ読んでみてください。
②自己分析の結果を踏まえて業界研究をする
自己分析が完璧に行えたら、自分が何をやりたいのか、どのような仕事がしたいのかは、ある程度明確になっているはずです。
その興味関心の範囲内で、業界研究をしましょう。おすすめは少し多めに業界研究をしてみることです。
5個から10個ぐらいに業界を絞り込むと良いでしょう。
「そんなたくさんできねえよ」と思うかもしれませんが、興味が無いかどうかは、おそらく10分〜20分ぐらいで判断できるので、意外とすぐ終わります。まずは10個ぐらい選んでみましょう。
そして、その業界の中でどのような人材が求められているか、トレンドは何か、今後、その業界をは繁栄するのか、衰退するのかなどについて考えてみてください。
そうすると自分がどの業界を選ぶべきかが分かりますし、どのようなアピールをすれば良いかも明確になります。
③絞り込んだ業界の中で気になる企業を調べてさらに絞り込む
業界を絞り込むことができたら、続いて、気になる企業を調べて、さらに絞り込みましょう。
あなたの中で譲れない条件がいくつかあるならば、それに当てはまってる企業だけをリストアップして、給料や福利厚生、業務内容、求める人物像などについて深く調べてみてください。
その中で「応募しても良いかな」と思うところがあれば、積極的にエントリーしましょう。
求める人物像を把握しておけば、それに沿ったアピールができるようになるため、求める人物像については、特に入念にチェックしておくことが大切です。
④エントリーシートの下書きをほとんど完成させる
受ける企業がだいたい決まったら、次はインターンの準備をしたいところですが、もはやこの段階でインターンと本選考、両方のエントリーシートの下書きをほとんど完成させてしまった方が良いです。
なぜならば、インターンに参加できないと非常に不利であるため、確実に参加したいからです。
インターンの選考と本選考は地続きになっています。ほとんどの企業はインターン選考も本選考も同じ人が担当するため「あの子、インターンに応募してきた時から、めちゃくちゃ優秀だったんだよね」と思わせてしまえば、勝ちです。
「インターンの選考だから、これぐらいで良いだろう」ではなく「これが本番だ」くらいのスタンスで、完璧なエントリーシートを作ってしまいましょう。
⑤この段階で面接練習を10回くらい行ってしまう
エントリーシートが神のようなクオリティになったとしても、面接でしどろもどろになっては意味がないので、この段階で面接練習を10回ぐらい行ってしまいましょう。
少し就活エージェントの存在が恋しくなることもありますが、キャリアセンター、友人、信頼できる教授、家族などを活用して、面接練習を10回ぐらい繰り返し行ってみてください。
おそらく、10回もやれば、かなり慣れるはずです。
色々な人に面接の練習相手になってもらい、良かった点と悪かった点をフィードバックしてもらい、改善を繰り返しながら、完璧になっておきましょう。
⑥インターンに参加する(できればOB・OG訪問もする)
ここまで入念に対策をしたならば、インターンには参加できるはずです。もしできなかった場合は、以下の記事で挽回できる方法を紹介しておきます。
インターンでは「自分が企業に合っているか」「長く働ける自信はあるか」などを意識してみてください。
また、できればOB・OG訪問をするのもおすすめです。
実際にあなたの大学を卒業した人などが働いている場合、時間を作ってもらって話を聞いてみましょう。キャリアセンターから連絡を取れることもありますし、Twitter、Wantedlyなどから連絡が取れることもあります。
⑦インターンで関わった全員を自分に惚れさせる
インターンにおいて何が重要かというと「その段階で、もはや内定を確定させてしまうこと」です。
「インターンって、あくまで就活生に企業を紹介して、知ってもらうためのものじゃないの?」と思うかもしれませんが、表向きはそうとはいえ、大体の企業はインターンでの振る舞いを通じて、その人を採用するかどうか、ある程度判断しています。
そうでなかったとしても、インターンで「めちゃくちゃ人当たりが良くて、熱心に業務に取り組んでおり、採用したら絶対活躍するだろう」と思わせてしまえば、内定はもらったも同然です。
極論ですが、人事担当者がインターン参加者から誰ひとり採用する気がなかったとしても、インターンで関わった社員全員が「あの子は絶対に取った方が良い」と言ってきた場合、考えも翻るものです。
言われたことは全てこなし、インターンで関わった全員があなたのことを大好きになるような振る舞いをしましょう。
インターンで内定を決めて方法については以下の記事で紹介しているため、参考にしてください。
⑧インターンでの収穫と課題を踏まえてES作成と面接対策を再度、徹底的に行う
ベンチャーなどの場合は、もはやインターンでメロメロにさせてしまえば、そのまま選考もクソもないかもしれませんが、普通の企業の場合、いくらあなたの好感度がマックスだったとしても、一応、選考は行います。
さらに内定の確率を高めるために、インターンでの「収穫」と「課題」を明確にして、ES対策と面接対策を再度、徹底的に行いましょう。
インターンを通して何を学んだのか、自分には何が足りないと感じたのか、今後就職して、長きにわたって活躍していくためには何をしなければならないのか、という観点から、自分を成長させ、企業に成長を還元することを意識して作成すると、大体の採用担当者はあなたにさらに惚れます。
⑨自信を持って本番に臨む
ここまで入念に対策をしてきたならば、後は自信を持って本番に臨むだけです。体調管理だけはちゃんとして、本番に遅れないように、時間に余裕を持って臨むようにしましょう。
体調を崩しやすい人はマルチビタミンや亜鉛などのサプリを飲んで、数日前から手洗い・うがいは徹底し、マスクも忘れず、体調を整えておくことを推奨します。
いくら完全な対策をしてきたとしても、体調が悪くてはパフォーマンスを発揮できないため、とにかく前の日はゆっくり眠って、体を休めて本番に臨んでください。
【補足】就活エージェントに関するよくある質問
就活エージェントに関するよくある質問についても紹介します。筆者は就活エージェントの内部に入って働いたわけではないため、全てを知っているわけでありません。
しかし、就活エージェントとは累計5社くらい取引をしたことがあるので、だいたいのことは分かります。特に以下の2つは皆さん気になっている可能性が高いでしょうから、ぜひ参考にしてください
担当者を替えてもらうことはできますか?
まず、担当者を替えてもらうこと自体は可能です。いくら良いエージェントでも、中には異端分子が混ざっている可能性もあるので、少しでも気が合わないと思ったら積極的に替えてもらいましょう。
「逆恨みされそうで怖い」と思うかもしれませんが、おそらくあなたが利用を継続しようと思う時点で、とんでもないエージェントではないでしょうから、そのようなことはありません。
もし替えてもらうことができない、もしくは何度替えてもらってもヤバいしか奴にしか当たらないという場合は、いくら口コミが良くても、あなたに合わない可能性が高いため、さっさと退会することを推奨します。
退会すると何か言われそうで怖いです
「退会すると何か言われそうで怖い」これめちゃくちゃわかるんですが、いつまでも「微妙」だと思っているエージェントを利用して時間を無駄にすることが一番もったいないので、我慢しましょう。
おすすめの退会方法は、メールやサイトの機能を利用することですが、電話でしかできない場合は、録音しておくことを推奨します。
あまりにも変なことを言ってくる場合やしつこい場合は「これ、録音してるんで」の一言で大概なんとかなります。
ちなみに刑事裁判の証拠には、あらかじめ承諾を得た録音音声しか使えませんが、民事裁判の場合、事前に許可を取っていなくても、録音は証拠として使えます。
罵詈雑言などを吐かれた場合は、そのまま名誉毀損で訴えて、就活の間、アルバイトできない分のお金を回収してしまっても良いです。
(過激派)
【まとめ】正しい方法を使って自分で内定を勝ち取ろう!
今回は就活エージェントを使わないで内定を取れるのかについてまず考え、就活エージェントを利用するデメリットとメリット、どのような人は利用した方が良く、どのような人が利用しない方が良いのかについて紹介しました。
結論として、工夫次第では、就活エージェントを利用しなくても内定を獲得できます。
記事で詳しく紹介したステップで就活に取り組めば、内定をもらえる確率は高いでしょう。
とはいえ、優良なエージェントを利用すれば、就活がスムーズかつストレスフリーに進むことは間違いないため「ここだ!」と思うところがあれば、お試しで登録してみてください。